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重い障がいのある子どもの地域生活と医療的ケア

医療的ケアは、医療行為の一部です。家族以外の人も医療的ケアに対応できる制度がはじまったものの、子どもたちを支える公的な制度は、現実の生活とかけ離れています。

医療的ケアとは、医療行為の一部?

重い障がいのある人たちが在宅生活をするために、病院の医師から必要とされた医療的な行為のことを、現在では広く「医療的ケア」と表現しています。
2011年6月に「介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案」が成立。2012年4月から 医療関係者と連携することで、研修を受けた介護福祉士や介護職員たちにより、一部の医療的ケアができるようになりました。

制度だけではたりない、医療的ケアのある子どもたちの生活

病院では医師と看護師が行っていた医療的ケアも、家庭では日常生活の中で行われます。
例えば呼吸を楽にする痰の吸引は、自宅なら食事中や入浴中、外出先では通院や学校への通学のために移動しているとき、さらには外で遊んでいる場合もあります。
しかし現在の障害者総合支援法の中では、自宅内の医療的ケアは「居宅介護サービス」、外での医療的ケアは「地域生活支援事業」、さらに学校内は別の制度によって医療的ケアの実施が決められています。
障害のある子どもとご家族は、医療的ケアの必要性をそれぞれのシーンごとにあらかじめ想定し、行政や学校にサービスの申請をしなければなりません。
制度では対応できない医療的ケアがある場合、ほぼすべて家族が行っているのが現状です。

自宅で行われている医療的ケア

◎ 人工呼吸器の管理

呼吸をする力が弱い人やうまく呼吸ができない人の場合、呼吸を助けるために、機器を使って空気や酸素を肺に送ります。この機械のことを「人工呼吸器」と呼びます。人工呼吸器の管理が、医療的ケアになります。

◎酸素療法の管理

呼吸機能が弱い人の場合、体内の酸素が常に不足します。酸素濃縮器を使って、酸素を補う治療法ことを「酸素療法」と呼びます。酸素の入った装置の管理が、医療的ケアになります。

◎経管栄養の注入

口から食べることができない人や食べ物をうまく飲み込む機能が弱い人の場合、気管に食物が入り、肺炎になることがあります。チューブを使うことにより、胃や腸に食物(または栄養剤)を安全に送ることができます。栄養剤の注入が、医療的ケアになります。

◎胃ろう

口から食事のとれない人や食べてもむせ込んで肺炎などを起こしやすい場合、内視鏡手術で胃に小さな管を通し、そこから栄養剤を入れる方法があります。この管のことを、「胃ろう」と言います。栄養剤の注入が、医療的ケアになります。

◎痰の吸引

痰を吐き出す力が弱い場合、分泌物がのどの奥にたまることで、息苦しくなることがあります。のどの奥にある痰などを、機械で吸引して取り除きます。吸引する行為が、医療的ケアになります。

◎薬剤の吸入

吸入とは、痰を切れやすくするために、「ネブライザー」という機械を使って、霧状になった水分や薬剤を吸入することです。薬剤を入れた吸入が、医療的ケアになります。

◎導尿

尿が膀胱にたまりすぎると、細菌による感染がおこりやすくなります。そのため膀胱に細いチューブを入れ、尿を出します。チューブを膀胱に入れる行為が、医療的ケアになります。